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ソフトバンクの多角展開に思う (長文です)

明けましておめでとうございます。本年も何卒宜しくお願い申し上げます。
更新が滞りがちの当ブログですが、閲覧してくださる方も少なからずいらっしゃり、有り難く思っております。

久々の更新にあたり、今回は久しぶりに考察系の記事をまとめてみようと思い立ちました。
題材に選んだのは、年末にauからのMNPでイーモバイルでNexus 5を契約した(本件はまた別途)ことにちなみ、ソフトバンクの多角展開について考えてみようかと。


ソフトバンクが携帯電話事業に参入したのが2006年のこと。
当初は1.7GHz帯による新規参入を目指していましたが、ボーダフォンを買収しての参入に舵を切ってのことでした。
筆者は当時業界内にいましたので、当時の変遷には色々と思うところもありますが。
参入後間もなく行っていた、携帯とiPod nanoの同時販売施策は、今にして思えばiPhone販売に向けた布石だったのでしょう。
当時家族がソフトバンクにMNPするのに合わせ、この施策を利用してiPod nanoを購入したのですが、もう随分前のことでしたね。

その後様々な問題を起こしながら、2008年7月にiPhone 3Gを発売したことで大きく躍進することになります。
躍進していく過程で、ソフトバンクは自ら「ソフトバンクはiPhoneが主力である」という形を作ってしまったように思います。同時にiPhone以外のラインナップに主力を移すという選択肢を自ら取れなくするような方向に進んでしまったのではないでしょうか。
(ある時期はAndroidを蔑ろにしてみたり、第三のOSへの参入を否定してみたり)
しかし予測される事態ではあったとはいえ、auやドコモがiPhoneの取り扱いを始めたことで、単独取り扱いだった頃の神通力はなくなってしまったと言えます(先行者としての既存ユーザーを抱えているというアドバンテージはありますが)
常に他社と比較され続けている電波の繋がりやすさに関しては、ウィルコムから基地局ロケーションを取得してみたりするなどのかなり強引な手段で解決しようとしていますが、実感を伴わない宣伝が先行しているあたりにこれまでにない焦りを感じるのは筆者だけでしょうか。

さて、iPhone 3G発売からおよそ4カ月前。2008年3月にディズニー・モバイル(現Disney Mobile on SoftBank)がサービスを開始しました。
ソフトバンクの回線を使用するMVNO方式での参入でしたが、MVNOという言葉を使わず、ウォルト・ディズニー・ジャパンとソフトバンクモバイルの「協業」という表現にこだわっていたように思います。
端末はソフトバンクでリリースされるシャープ製端末をお色直ししたもの(2013年8月にようやく京セラ製端末が参入)で、ディズニー・モバイル専用端末が供給されてはいません。
当初ディズニー・モバイルがソフトバンク単独では取り得ない戦略を補完する存在になるのだろうかと考えていました。
しかしディズニー・モバイルでそれを行うにはキャパが小さすぎたのか、それともウォルト・ディズニーの思惑と合致しないからか、現状ではそうした動きはないと考えています。

ただウォルト・ディズニーはコンテンツ販売を強く志向していると思われ、ソフトバンクとしてもコンテンツ販売を主軸に置いた展開のテストケースとして扱っていたのかなとも感じています。(実際のオペレーションはほぼSBMが行っているようですし)
現在ではソフトバンク自身もコンテンツ販売を積極的に行うようになっており、その際にディズニー・モバイルで蓄積したノウハウが活かされたのかなと思ったり。


他方、ソフトバンクはウィルコムやイー・アクセスの子会社化(現在イーアクセスは持分法適用関連会社、ウィルコムは連結子会社)を行っており、次第にソフトバンクに侵食されつつあります。4月にはウィルコムはイーアクセスに吸収合併されてしまいますが。

ウィルコムは2009年3月から(個人向けは6月から)2012年までの期限を切り、ドコモのMVNOで「WILLCOM CORE 3G」のサービスを開始しましたが、その後の同社会社更生法適用により、ソフトバンク回線への転換とドコモ回線の2010年9月末をもって新規受付終了(2012年4月以降はIIJがサービスを継承したそうですが)を実施しました。
その後もウィルコム端末のイー・モバイルショップでの販売、イー・モバイルのルータ製品のウィルコムプラザでの販売や、ソフトバンク製品のウィルコムプラザでの販売など、将来的にソフトバンクモバイルもしくはイーアクセスにウィルコムのサービスを統合させる流れが作られていたのは間違いないところでしょう。

ここで注目したいのが、両社がソフトバンクと資本関係をもった後の展開。
ウィルコムではPHS端末とソフトバンクのスマートフォンをセット販売した後、PHSとソフトバンク回線のデュアル端末をリリース。
イー・モバイルではイー・モバイルの自社網を使用したサービスではなく、ソフトバンク網を使用するデータ通信サービス「EMOBILE 4G」およびスマートフォン向け通信サービス「EMOBILE 4G-S」を展開。
4G-Sではソフトバンクで富士通モバイルコミュニケーションズがリリースした「ARROWS A 201F」の焼き直しモデルとなる「EM01F」を展開し、これが東芝撤退以来久々の国産メーカー復帰(富士通モバイルは東芝の後継会社ですけど)となりました。
続いてリリースされた「Nexus 5 EM01L」はGoogleのリファレンスモデルであるNexusシリーズであり、同時に日本初のAndroid 4.4搭載機となりました。

ウィルコムの動きはソフトバンクにとっては従来在庫処分はプリモバイル(プリスマ)に限られていたものが、新しい処分法を試行したものと考えられなくはありません(イー・モバイルのデータ通信端末も含め)
ウィルコムとしても往事の勢いはないPHS以外の話題性確保という意味では多少なりとも役立ったことでしょう。
(どう転んでも損な役回りなのは、会社更生法適用に至った会社の悲哀でしょうか)
イー・アクセス(イー・モバイル)は事業開始当初から悩まされてきた端末ラインナップの乏しさを(ソフトバンクの回線を使用する形であっても)打開する手段になっています。同時にNexus 5のような端末を投入することで話題性の確保にもなります。

ソフトバンクにとってみれば、MVNOで契約される回線の契約数はMNOであるソフトバンクに計上されることから、子会社でも売れれば売れるほどウマいという流れ。
しかしそれ以上に重要なのは、iPhoneを主力とする流れを維持せざるを得ないソフトバンクにとって、ソフトバンクでは取り得ない戦略を取るための存在、Androidやその他のOSを使用する端末の積極展開や各種施策の展開先として考えられているのがイーアクセスでありウィルコムなのではないかと思わされます。
イーアクセスとウィルコムが合併してから後は、更にその役割を強く求められるのではないでしょうか。


ここまで考えてみて、改めて「ソフトバンクはうまいことやってるな」と感じるわけです。
今後海外キャリアを傘下に収めたことによる展開が形になっていくのかも知れません。
iPhone一辺倒ではなく、自社展開も含めグループで様々な展開が見られるのは楽しいのですが、気がついたら「あれもこれも回線はみんなソフトバンク」なんてことになってそうなのが、見事術中にはまってしまっているようで少しシャクではあります。

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