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周波数再編に伴う700/900MHz割り当てに思う

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban14_01000045.html
700/900MHz帯移動通信システムに係る参入希望調査の結果の公表

総務省が発表したこの資料により、NTTドコモ、KDDI(沖縄セルラー含む)、ソフトバンクモバイル、イーアクセスが参入に手を上げていることが明らかになりました。

今回はこの資料から思うところを書き綴っていきます。

この資料から読み取れるのは、SBMは900MHzに完全に的を絞っているのに対し、イー・アクセス(イー・モバイル)は700MHz帯も合わせて求めていること、いずれのキャリアもLTE向けの帯域としての利用を想定していること(ただしSBMは当初HSPA+に使用するとしている)、いずれのキャリアもそうですが特にドコモとKDDIは現状直面しているトラフィック増対策として求めているということ。(他にもまあいろいろありますが)

資料を読んでいると、相変わらずのSBMの800MHz帯に対する恨み節は目障りですが、イー・モバイルの苦境も読み取ることが出来ます。
イー・モバイルは事実上日本独自の帯域である1.7GHz帯のみの割り当てですから、単純に海外から端末を持ってきて売るということも出来ず、同時に割り当て帯域の狭さから、ここらで新しい帯域を割り当ててもらわないとという切実なものを感じ取ることが出来ます。
それが故、全事業者中もっとも具体的なプランの提示につながっているようにも感じられます。
700MHz帯は当初は日本独自の帯域になりそうですが、標準化作業自体は行われるようなので、将来的には海外でも使用されるという展望もあるでしょう。
700/900MHz帯の割り当てを受けられれば、電波帯域増だけではなく、端末調達の面でも負担が今よりは軽減されるのは想像に難くありません。
しかしSBMと距離的に近づいた今となっては、SBMの物言いに引きずられているのは否めませんけど……

ドコモやKDDIはまずは高トラフィック地域に優先的に打っていくことを想定しているようですが、これはドコモの場合東名阪バンドが提供地域で相当逼迫していることを窺わせます。
KDDIも既存帯域が相当に逼迫しているのでしょう。
LTEの展開に合わせて、既存帯域よりもまずは新帯域に逃がしたいという意図は感じ取れます。

SBMの言う「災害に強いインフラ構築」がなぜ900MHzである必要があるのかはやや理解に苦しみます。
既に割り当てられている1.5GHz帯や2GHz帯でも、効果的に基地局を打てば十分に災害に強いインフラを構築できるはずなのですが。(他キャリアはやってますよね??)
前々からの恨み節はこの際無視するとして、「免許人が満たすべき条件」の項でSBMが挙げている周波数の利用実績という内容は、SBMが最も危うい気がします。
SBMは本当に周波数を有効かつ効率よく運用しているのでしょうか?
かねてからしきりに設備投資を行っていると訴えますが、安易にフェムトセルやレピーターを打つことによって、電波干渉が起こっている疑いが濃厚な事例も頻繁に耳にします。
(実際、既存基地局のチルト調整で改善しそうな場所でも、フェムトを打ちまくってるという話はよく聞く)
特にレピーターを多用するとセル設計が非常に難しくなるのは、無線の知識を持った者であれば容易に想像のつくところではありますが、そもそもSBMのセル設計は相当に雑に感じられます。

「ドコモが電波的に一番いい場所を取ってしまっている」というのはその筋では有名な話ですが、それにしたって緻密に基地局を打っていけば最低限穴はなくなりますし、ましてエリア的な重複による電波干渉なんて起こるはずもないと思われます。(自称12万局もの基地局を既に稼働させているのであればね)
しかし実情を見れば、大都市のど真ん中であっても圏外のエリアがあったり、干渉を起こしていると疑われるような挙動を示す場所のなんと多いことか。
セル設計の雑さだけではなく、基地局装置の収容容量や、伝送路の容量などにも不安を感じさせる場所があり、実際規模の大小はあれ輻輳を起こしている場所も数多く見受けられます。(しかも割と頻繁に)
昨今問題視されるスマートフォンによるデータ通信の増加だけの話ならともかく、SBMの場合は音声通話の品質にも影響を及ぼしている節が見受けられますが。


しかしながら、もうここまできたらSBMに900MHz帯の一枠くらいくれてやったらどうかとも思うわけです。
これまで散々垂れてきた800MHz帯がないことの恨み節、900MHz帯を得ることでもはや言い訳は出来なくなるはずです。
900MHz帯によるエリア構築が出来た後、今よりもネットワーク品質が劇的に改善しているのか、それとも今よりも更に悪化するのか、是非見てみたいと思うのです。
前者であれば、孫正義社長の言うことは正しかったと頭を垂れざるを得ませんが、万が一後者であったときは、是非ともその言い分を聞きたくなりませんか?
そのときまた800MHz帯についての恨み節を垂れでもしたら……
しかし現状で、ただ新しい帯域を与えても、後者に陥る可能性を大きくするだけのような気もするのですが。
やはり新しい帯域をくれてやるよりも、エリア設計の再整備を促した方が、SBMの品質改善には一番の近道のようにも思われてなりません。


妥当なところを考えると、900MHz帯をドコモかKDDIに、700MHz帯をイー・モバイルに与える方が無難って気もしますけどね。
ちなみに、900MHz帯をドコモに与えない代わりに、東名阪バンドを全国の都市部で利用できるようにするってのはできないもんなのでしょうか?(この辺あまり詳細を知らない)


結果が出るのはまだまだ先なのでしょうが、どうなってしまうのやら。

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コメント

>1.5GHz帯や2GHz帯でも、効果的に基地局を打てば十分に災害に強いインフラを構築できるはずなのですが。(他キャリアはやってますよね??)

何を根拠にそう仰っているのですか?他キャリアが800Mhzと併用してインフラ構築しているのは事実。SBMだけに「プラチナバンドなしでも他社同様のインフラを築けるはず」というのは少し酷な話でしょう。
名乗ることもせずに発言するのは2chだけにしていただきたいものです。
このブログでは繰り返し、名無しを認めないということは訴えているのですが。

何を根拠にと言われても、それが事実だからなんですが。
例えばドコモの場合、空港MCA(アナログMCA)が停波する前は都市部で800MHz帯を使用することには制限があり、2GHz帯を中心としたエリア構築を実際に行っていたわけで。
800MHz帯のオーバーレイ以前から、ソフトバンク(Vodafone)のエリアよりも確実に繋がるし落ちないエリアを構築していたわけなんですが。
ただしauに関しては旧800MHz帯によるエリア構築が中心であったことは否定しません。未だに2GHz帯よりも800MHz帯中心のエリア構築になってますしね。

SBMがプラチナバンド(この呼び方嫌いだけど)を持つ持たない以前に、現行の2GHz帯および1.5GHz帯という既存の帯域でのエリア構築にまだまだ新規整備の余地があります。
また、現状のエリア構築でさえ効率の面で言えば見直す余地が多々あることは今更言うまでもないことのはずなのですが。
(過密エリアでの中継装置の多用やフェムトの濫用でかえってエリアの構成がぐちゃぐちゃになってる感が)

現在あるものを最大効率で運用して、それでも足りないというのであれば900/700MHz帯の割り当てに誰も文句を言わないはずです。
設備投資費を何年もケチり続けた挙げ句、お粗末なエリア構築しか出来ていないうちからごね倒している現状に、現状を理解している人々は冷ややかな視線を送ってるのだと思いますがね。

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