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総務省、SIMロック解除をキャリアに要請?

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100328-OYT1T00055.htm

今朝の一面記事でした。
『総務省は27日、携帯電話端末を、通信契約した携帯電話会社経由でしか使えないようにしている「SIMロック」について、解除するよう携帯電話会社に求める方針を固めた。』とのこと。
記事の内容を見ると、今年の暮れから始まる予定のLTE(3.9G)サービスを利用する端末からSIMロックの解除を希望するユーザーに対しては応じるよう求めるということのようです。


しかし私は思います。現状でSIMロック“だけ”を解除したところで、何も変わらないと。
『ロックが解除されれば利用者の選択の幅が広がり、企業間の競争が激しくなって通話料の値下げや端末の性能向上などにもつながる』とありますが、それはどこのキャリアのSIMを入れてもそのキャリアが提供するサービスを支障なく利用できる場合の話だと思います。
現状では仮にソフトバンクの端末でSIMロックを解除したところで、ドコモのiモードサービスは利用できませんし、auに至っては通信方式が、イー・モバイルは対応周波数が違うわけです。
現状でSIMロックを解除して他社のSIMを入れても、利用できるのは通話とSMSだけになってしまいますが、SMSは現状同一キャリア内のみであり、キャリアを跨いだSMSの送受信は出来ません。(ドコモの国際SMSサービスはまた別にして)
上のようなことを言うのは本当に通話とSMSくらいしかなかった時代の話ならいざ知らず、今やパケット通信の利用が当たり前になっています。
パケット接続のAPNが公式に明らかにされてるわけでもなく、キャリアメール(S!メールやiモードメールなど)だって他社端末のSIMロック解除をして使えるようになるわけでもありません。
現状では国内で利用する分には、SIMロックを解除しても「出来る事」よりも「出来なくなる事」の方が多いんじゃないですかね。
SIMロック解除を論じるのであれば、そういった諸々の問題について包括的に協議し、変えていくということをしなければ、結局ユーザーの不利益にしかなりません。
現状で解除という方針になったところで、ユーザーはいざ解除してみたら不便で「結局SIMロック解除ってだめじゃん」という訳のわからん論調が醸成されるだけのような気がしてなりません。

先のインセンティブ撤廃の時みたいに、結局官製不況を生むだけのような気がしてなりません。

そしてもう一つ。
SIMロック解除と国際競争力の低下をちゃんぽんにして論じるのもおかしいのでは?
今回の記事にも最後に『日本の携帯電話業界では、……(中略)……「ガラパゴス状態」とも呼ばれている。』という一文が入れられていますが、これってSIMロックの話とは関係ないですよね。
知らない人が読んだら、SIMロックをしていることが国際競争力が低下する原因のように取りますよ。
確かにキャリアとメーカーの「おんぶにだっこ」の関係が日本の携帯電話を“特殊に先鋭化”させ、海外市場の要求とは乖離していったのは事実だと思います。
現在シャープが国内モデルをベースにしたモデルを中国で販売していて、富裕層に対してそこそこ人気があるようですが、値段を見ると中国の携帯電話の価格水準から見てかなり高いんですよね……これでは一般層は買いたくても買えません。
一方で、カシオ日立はアメリカのVerizon向けにG'z Oneの現地向けモデルを供給していて、工事関係者などを中心に人気を博していると聞きます。
上記の事例を見ても、日本のメーカーも日本のキャリアに端末を供給しているからといって、海外向けに別モデルをまったく開発できないという事もないのではないかと思います。
それをキャリアのせいにでもしたいかのような論調で煽るのもどうかと思いますし、そもそも異なる複数の問題を一緒くたにしようとする最近の論調には違和感を通り越えて気持ち悪さを感じます。


私の意見としては、SIMロックフリーを求める人に対してはそれを提供できる選択肢を用意することには賛成です。
しかしSIMロックフリーを必要としない人もいる(むしろ多い?)わけで、「SIMロックフリーありき」で物を考えるのはちょっと危険なのではないかと思っています。
SIMロックについては、とりあえずつけた状態で最初は販売し、18カ月ないし24カ月を経過した時点で希望するユーザーについてはキャリアショップに持ち込めば解除して貰える(その際手数料は取ってもいいと思う)という運用にしてもいいんじゃないかと思うのです。
もちろん現行のシステムのままだとメリットよりデメリットが増えるので、その説明が必要になってしまいますが……
あるいは現状ではキャリアサービスの縛りが比較的少なく、他社設定の取り込みもある程度柔軟に行えるスマートフォンからSIMロックフリーを標準化するとかね。
本格的なSIMロックの撤廃については、システムの検討・整備も含めて包括的に議論すべきだと思います。

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