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鎖国ケータイを悪し様に批判はしないけど……

※本稿ではガラパゴスケータイ(ガラケー)を私が普段から呼称している
 「鎖国ケータイ」と表現させていただきますことをあらかじめご了承下さい。



私はここ最近はスマートフォンのみを使用しており、鎖国ケータイを利用することが大いに減っています。
なぜそうなってしまったのかは追々書いていくことにしますが、近頃やや気になる論調を目にすることが増えているのです。
それは、「日本のケータイを批判する人は日本のケータイについてよく知らずに物を言っている」とか「SamsungやLGが日本市場にすり寄っている意味をもっと考えろ」とか、「海外ケータイは使いにくい」とか何とか。
……ぶっちゃけ、どっかで見たような構図なのですが。

“日本のケータイについてよく知らずに物を言っている”というのは、確かにそういう面があることは否めないでしょう。
しかしながら俯瞰して見ていると「逆もまた然り」であるということをもう少し省みていただきたいのです。

そもそも日本の携帯電話ビジネスと海外の携帯電話ビジネスでは、ビジネスモデルの根本が違うように思うので、比較することがある意味でナンセンスなことなのではないかと感じています。
また、鎖国ケータイの進化はあくまで日本という閉鎖市場に特化した形で進化したものであり、海外で同様のものが生まれない、あるいは必要とされないのは、単純に文化の違いなのではないかと思うのです。
その“文化の違い”を考慮することをすっ飛ばして「海外ケータイは○○○がないから劣っている。使いにくい」と批判するのもどうなのかと思われてなりません。
大体から優劣で論じる話ではないのではないかと思いますが、もう少し日本人は外に目を向けた上で自らの環境が“特異点”にあるということを理解してもよいのではないでしょうか。

さて、個人的には鎖国ケータイに対してあまり興味を持てなくなってきていますが、なぜそうなってしまったのか、どのように変われば鎖国ケータイに興味を持てるのかを改めて考えてみることにしました。


デザイン:没個性は日本人の美徳なのか?
日本人は良くも悪くも「平均値」を求める傾向にあるように思います。
個性を演出しているように見えて、俯瞰して見渡してみるとそれすらも「没個性」であるということは往々にしてある話です。

携帯電話の世界を見渡してみても、没個性というキーワードが広がってきているように思います。
ストレート→折り畳み→スライドと、一つヒットする形が出てくるとそれを延々踏襲してしまう傾向があるように思います。
近年は不況の影響もあってか、複数キャリアに端末を供給しているメーカーがほぼ同じようなスペックの機種をそれぞれのキャリアに供給しているため、キャリア間での端末の個性や差違がどんどん小さくなってきているように思います。

最近はファッションブランドやアニメとのコラボレーションモデルなどという試みが増えてきたほか、KDDIは新たに「iida」ブランドを立ち上げてデザインコンシャスを改めて追求する動きもあります。
しかしこれらも既存の端末の模様替えであったり、メカニズムを根本から見直すというブレイクスルーに達しているわけでもなく、まさにこれからの試みなのかも知れません。

海外に目を向けてみると、世界最大のメーカーであるNokiaを引き合いに出すまでもなく、非常に個性的かつ魅力的な端末が溢れています。
遠くヨーロッパを見るまでもなく、ご近所である中国に目を向けると、日本人の感覚からすればまさに「斜め上を行く」発想をもった数々の山寨機に出会うことが出来るのです。
山根康宏氏がCNET Japanで連載されている「山根康宏の中国トンデモケータイ図鑑」を見ると、こんなご近所にこんな端末が溢れているのかと感心させられるのです。

鎖国ケータイも、トータルコーディネート力の向上、発想の転換、既存の価値観から一度思い切ってはみ出してみるくらいの冒険をしてみてもよいのかもしれません。



機能:本当にそんな機能は必要なのか?
広義では日本の鎖国ケータイも「スマートフォン」であると言われています。
鎖国ケータイは非常に高機能・高性能なのですが、それが災いして高価格で推移しているように思いますが、一般のユーザーはその機能を全て使いこなしているのでしょうか?

そんな中で大いに評価したいのがソフトバンクの「コドモバイル 740N」とその姉妹機である「741N」、あるいはイー・モバイルの「E.T. H12HW」です。
これらの端末は機能を絞りながら、使途を明確にしているという意味では非常によくできていると思うのです。

端末総ハイエンドとでも言っていいくらいの高スペック化を求めるよりも、使途を明確にした上で機能を絞った端末もあってよいのではないでしょうか。

また、ネットワークサービスを含めて様々なサービスが提供されていますが、そもそもそんなサービスは必要ないというユーザーもいるわけです。
次項にも引っかかってくる話なのですが、いくら優れたサービスであっても、それが万人にとって必要とされるサービスであるとは限らないと思います。



サービス:新しいサービスを使いたければ新しい端末、それは辛い
鎖国ケータイの特色といえば、垂直統合のビジネスモデルに支えられたキャリアのネットワークサービスとの親和性の高さと言えるでしょう。
鎖国ケータイのファンがことさら持ち上げるように、確かに日本のケータイに提供されているサービスは優れたものがあることは事実です。
しかし、最新最高のサービスを受けたければ最新の端末を買わなければならない。それは正直どうなのかなと感じています。
現在ほとんどの携帯電話にはファームウェアのオンラインアップデートシステムが搭載されています。
しかしそれらは今のところ不具合が発生した際の修正ファームウェア配布の際にしか利用されていません。
ハードウェアの要件などを満たさないものもあるでしょうから、全ての端末に適用するのは無理にしても、要件を満たすであろう端末にはファームウェアのアップデートで利用できるようになれば、優れたサービスを利用できるユーザーが更に増えると思いますが。



Wi-Fi:家の中でもパケット接続、なんて勿体ない!
一度Wi-Fi搭載の端末を使ってしまうと、それ以前の生活が勿体ないと感じられてしまいます。
自宅にはブロードバンド回線があるのに、なぜわざわざパケット接続でネットに接続しなきゃいけないの?と感じてしまうわけです。
最近ようやく鎖国ケータイにもWi-Fi搭載機が出て来つつあります。
どうせならば、Wi-Fi接続からでもゲートウェイを介してiモードなどの閉鎖網サービスに接続できるようになれば、もっと利便性が向上するのではないかと思われてなりません。
もっともそうなるとパケット代収入が抑制されるという意見が出てきそうですが、逆に言えばパケット定額サービスの上限額以上の過大なパケット利用も抑制できる可能性もあるわけで、一概にマイナス要素とばかりも言えません。
現状のWi-Fiサービスが有料で提供されている事に対しては文句を言っていますが、閉鎖網サービスも利用できるようになるのであれば、ゲートウェイ利用料といった感じで有料になるのは容認してもよいのではないかと思うのです。



ネットワーク:クラウドサービスとの連携さえあれば……
スマートフォンでクラウドサービスとの連携に慣れてしまうと、鎖国ケータイでそれが出来ないことに非常に不便を感じてしまいます。
クラウドサービスの利点は、場所と閲覧環境に縛られず情報を共有出来ることにあります。PCとモバイル端末、複数の端末間で同じデータを共有出来るわけです。
また、データを追加修正すればその変更が瞬時に(設定にも寄りますが)共有され、更新を意識することなく最新の情報が開けるというメリットもあります。
端末を乗り換える場合でも、データの同期さえすれば必要な情報が入るため、乗り換えのハードルが下がるというメリットも実際に感じているところです。
まぁ、セキュリティ面などを懸念する意見もわかるんですが。

現状の鎖国ケータイでは、クラウドとの連携が出来ないということから、必要な情報の参照ができないので運用に加えられないというのはあります。
フルブラウザを使用すればGoogleのサービスにアクセスすることは出来ますが、とっさに情報を必要としているときにわざわざアクセスに行く手間を考えると、実用的とは言いにくいです。

鎖国ケータイもクラウドサービスと連携できるようになれば、是非運用に加えたいと感じるんですけど。
Googleなどのオープンネットワークのクラウドサービスと連携するのが問題なのであれば、キャリア独自のクラウドサービスを構築するなどはどうなのでしょうか。
NTTドコモの「iコンシェル」は既にかなり近いところまで来ているように思いますが。




以上の点から考えて、私が鎖国ケータイに興味を持てなくなってきた理由としては、「心惹かれるデザインの端末がない」「高機能とはいえそんな機能は不必要」「新サービスを享受するために新端末はついていけない」「Wi-Fiが使えないのは不便」「クラウド連携できないのはもっと不便」といったあたりが大きなところでしょうか。
もっと他にも「コンテンツサービスに金を払う気がしない」とかいろいろ理由はありますけど。

とりあえず上に列記したポイントを押さえた鎖国ケータイが出てくると、まず間違いなく注目すると思うんですけどね。


鎖国ケータイのサービスが劣っているとは思いません。むしろ日本という閉鎖市場に特化してよく出来ているとは思います。
鎖国ケータイはメニュー仕様や挙動などがキャリアである程度ガイドラインとして決められているそうで、そこから外れているという意味では海外ケータイが使いにくいと感じるのはわからないではありません。
しかし海外ケータイが使いにくいというのは、特定メーカーは使いやすいと思うけど別のメーカーは使いにくいと感じるのと実はあまり変わらないレベルの話なのではないかと思っています。
“慣れの問題”と言ってしまうのはある意味ミもフタもないのですが、海外ではそれら海外モデルを普通に使っている人もいることを考えると、逆に日本が特殊な操作形態なのかもしれないと……(ただしスマートフォン=海外ケータイという認識の場合はちょっと話が違ってきます)

個人的には、海外ケータイと鎖国ケータイの中間的な要素の携帯電話が出てこないかなと思うのですが。

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