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押井守的「情報」論

最新作「スカイ・クロラ」がベネチア国際映画祭のアニメ部門に選出された押井守監督が、NEC主催の動画コンテストの表彰式に出席したそうです。
てか、今日のおもいっきりイイテレビにも出てたし、最近押井監督を映像メディアで見る機会が極端に増えてる気がします。
こないだNHKの番組に出ていたので、録画しようとしたら失敗。

しかし押井監督、ケータイ大好きな私が見ても深いこと言ってるなぁと思います。
なんでも氏は携帯電話を持っていないのだそうです。
その理由は……

「人に会って話すのが仕事ですから、それに一生懸命。だから、仕事が終わったら、誰とも会いたくないし、誰とも話したくない。携帯電話を持たないという“強引な方法”で何とか、自分の時間を作っている感じ。でも、周りの人間は相当迷惑してると思う(笑)。そうでもしないと、永遠に自分の時間を作れない」

ついこないだまで携帯電話という首輪を持たされ、一日中電話に振り回されていた私には身に染みます。
あのころは、何度業務用ケータイを投げ捨てようかと思ったか知れません。

「作り手と受け手の距離がどんどん縮まっている。情報もすぐに探し出せる、音楽も映像も一発でダウンロードできる。でも情報には、形や種類だけでなく、クオリティという情報もある。僕が電話嫌いな理由は、電話は声しか“伝わらない”から。相手の気持を察せなくて、必要なことを伝えられないことが多い。今のクオリティではそれが不満。さまざまな情報を簡単に探せても、情報そのものが劣化している」

この話も凄くよくわかります。
確かに昔に比べると、情報との距離が圧倒的に近くなりました。
パソ通時代からネットワーク世界に関わってると、それを恐ろしくひしひしと感じるのです。
しかし押井監督の言われるように、クオリティという情報ってあるんですよね。
情報というものは、今は発信された瞬間から劣化コピーされているのかも知れません。

「DVDやデジタル放送で、映像作品を自宅で見る機会が増えたが、映画館という暗闇の中で、大勢に交じって1人で見るという体験は大事。情報の入手手段は豊かになったけど、情報そのものは豊かではないなら本末転倒だ。僕自身はネットもあまりしないが、ネット上の情報でも背後にそれを作った人間がいることを忘れると、『これとこれは知っているけど、あれとそれはいらない』を繰り返して、世界が消費の対象になってしまう。それはあまりにも貧しい。情報は依然として、量じゃなくてクオリティが大事」

以前から情報を受け取る側のマナーについてこのブログでも頻繁に取り上げています。
後半の意見はそこに通じていると思います。
今、情報が身近になりすぎて消費されているように思えてなりません。

「クリエイティブな仕事の基本は、人を楽しませること。お金ではなく、手間暇さえかければ見つかる、人に見せるべき面白いものとは“人間”だ。人間を通して人間を伝えることで、クリエイティブなことが生まれる。またそれは、自分だけの自分と、他人とかかわるときの自分の両方があって成立する。どちらか一方ではダメ。だから『あの映画を見た、これを知っている』と情報をさばくことではなく、『あの映画がこう面白かった、ここが良かった』ということが重要。モノを作るとか、人を喜ばせるとかは、面白いことを共感できる仲間がいないと始めることができない。その時、自分よりも才能があるヤツがいたら、そいつに作らせればいい。自分を捨てることで、自分が生きることがある。自分を捨てられる誰かと出会うことが、一番クリエイティブなこと」

物書きの端くれな私には大きな意味でのクリエイターという意味で響く言葉です。
また、ブロガーとしてもこの言葉はある意味通じるのではないかと思うのです。
ブログも表現の手段であり、情報を集めてきてつなぎ合わせること、自分なりの意見を述べることでそれは作品となると思っています。
ブログも見てもらってなんぼ、コメントもらってなんぼなんですよね。
閑古鳥が鳴いているブログも運営しているので、このブログと対比するとその大切さがよくわかるわけです。
「モノを作るとか、人を喜ばせるとかは、面白いことを共感できる仲間がいないと始めることができない。」まさにその通りなんですよね。
「自分よりも才能があるヤツがいたら、そいつに作らせればいい。自分を捨てることで、自分が生きることがある。自分を捨てられる誰かと出会うことが、一番クリエイティブなこと」確かにその通りです。
何かの分野に強くて自分より凄いのであればその人に乗っかる、これって結構難しいけど大事なことなんですよね。
そういえば、押井監督の作品との出会いは小学4年生でした。
初めてパトレイバーを見たときの衝撃は今でも忘れません。
劇場版のテーマなんかは子供の頃はわかりませんでしたが、大人になってから改めてみて深いなぁと思うようになってきましたし。
その後実写映画(紅い眼鏡とか)なども見ているのですが、それだけに「攻殻機動隊」の押井監督と言われるのに未だに釈然としなかったりします。
攻殻がウォシャウスキー兄弟に影響を与えたとか、そういうところはわかるんだけどね。

最新作の「スカイ・クロラ」が今週末公開ですが、多分見に行くと思います。
あ、イノセンスまだ見てないや。

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